[基板]Substrate(サブストレート)とPCB(プリント基板)の違い

Substrate = 基板?

回路設計や基板設計の仕事をしていると「Substrate(サブストレート)」という言葉を聞く機会がある。辞書でSubstrateの意味を調べると「基板」と出てくる。

基板といえばPCB(Print Circuit Board:プリント基板)をイメージする人も多いと思うが、一般的にはSubstrateとPCBでは指す基板が異なる。

SubstrateとPCBの違い

一般的にSubstrateとは、CPUやGPUやメモリなどの半導体をPCBに実装するための変換基板を指す(CPU、GPU、SoCについてはこちらの記事を参照)。

たとえば、CPUとメモリを搭載した半導体パッケージがある場合、以下の図の部分がSubstrateとなる。実際にはSubstrateとCPUなどのデバイス間も電極で接続されているが以下の図では省略している。



Substrateも基板であることには変わりないのだが、「半導体パッケージを構成する一部としての基板」であって、PCBとは指すものが違うことに注意。

参考文献

半導体パッケージ | 凸版印刷エレクトロニクス
https://www.toppan.co.jp/electronics/semicon/package/

Foundry WLSI Technology for PowerManagement System Integration - TSMC※

※TSMCは台湾の大手半導体製造企業

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