部品の寸法に書いてあるOD、ID、Tって?
ものを作るにあたって部品の寸法を見ると、OD、ID、Tという表記がされていることがある。 工作やものづくりの仕事を始めたばかりだと意味を知らない人も多いようなので、簡単にまとめてみた。OD = 外径、ID = 内径、T = 暑さ
OD、ID、Tはそれぞれ英語表記の頭文字であり、- Outer Diameter:外径
- Inter Diameter:内径
- Thickness:厚さ
を意味している。
Oリングやパイプ、チューブなど、ある程度の厚さがある円または円筒型の部品で良く使われる表記である。一般的な円/円筒型の部品では、以下の部分の長さを指すことが多い。
なお、ODとIDがわかればTは(OD-ID)/2で算出できるので、Tについては記載しないケースも多い。
どういう部品で使われる用語か?
上でも書いたが、一般的にはOリングやパイプ、チューブなどの寸法表記で使われる。ただ、外形、内径、厚さというのは特殊な用語では無いので、円または円筒型のものであればIDやODという表記が使われていてもおかしくはない。電気部品・電子部品の仕様でID、ODという用語を使っているメーカーもある。例えば電気部品・電子部品のメーカー・トーキンのEMIコアのカタログでもID、ODという用語で、コアの外径と内径が表記されている。
EMC/ノイズ対策部品・パワーインダクタ - 株式会社トーキン
https://www.tokin.com/products/catalog/emc/
知っていれば難しくもなんともない用語なので、ものづくりに関わる人は覚えておくと良いかも。
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