アクチュエータ(actuator)とモータ(motor)の違い

アクチュエータ(actuator)とモータ(motor)の違いとは

電気的なエネルギーを機械的なエネルギーに変換して、ものを動かす機器として、真っ先にモータ(モーター)を思い浮かべる人は多いと思う。私も子供時代にミニ四駆などにはまって「モータ」という言葉は馴染みがある。

一方で、エンジニアの世界では機械的なエネルギーでものを動かす機器を指して「アクチュエータ」という言葉もよく聞く。機械系のエンジニアにとっては常識かもしれないが、アクチュエータのとモータの違いをまとめてみたいと思う。

モータはアクチュエータの一種

まず、一般的には、アクチュエータとモータの関係は以下の図のように分類される。ただし規格団体が厳密に区分を決めているわけではないので、業界や職種によっては多少認識が異なる可能性はあるので注意。
この図をみればわかる通り、アクチュエータとモータは異なるものではなく、モータはアクチュエータの一種である。アクチュエータは何らかのエネルギー源から機械的なエネルギーを生み、ものを動かす部品や装置の総称である。モータは電気的エネルギーを機械的エネルギーに変換する電動アクチュエータのうち、電磁力を使って回転運動する部品や装置のことを呼ぶ。

なお、モータにもACモータやDCモータ、ステッピングモータなどの細かい分類はあるが、それはまた別の記事でまとめたいと思う。

参考文献

特集 モータ&ロボット×FPGA, FPGAマガジン No.7, CQ出版社

FPGAマガジン(no.7) ハイエンド・ディジタル技術の専門誌 モータ&ロボット×FPGA [ FPGAマガジン編集部 ]


0 件のコメント :

コメントを投稿