G.W.とN.W.との意味と違い、なぜ両方書かれているか?

仕様書や箱などに書かれているG.W.とN.W.の意味は?

部品などをカートン(箱)単位で購入する際に、仕様書や箱に「G.W.〇KGS」「N.W.〇KGS」とか、「GW 〇kg」「NW 〇kg」などと書かれていることがある。これらはそれぞれ「Gross Weight(グロスウェイト)」と「Net Weight(ネットウェイト)」の略である。

「Gross Weight」は日本語にすると総重量であり、「Net Weight」は正味(余計なものを除いた)重量という意味である。

Gross Weight(グロスウェイト)とNet Weight(ネットウェイト)の違いは?

まず、Gross Weight(総重量)は、その名の通り商品、梱包箱、梱包材など全てを含めた重量のことを指す。例えば、以下の図の左のように、1個あたり1kgの商品が6個、梱包箱が0.5kgだった場合、1箱のGross Weightは6.5kgとなる。

一方、Net Weight(正味重量)は、梱包を除いた商品自体の重量を指す。以下の図であれば、梱包箱の重量0.5kgを除いた商品自体の重量となるので、1箱のNet Weightは図の右のように6kgとなる。

なお、重量の単位は「KG」と書かれたり「KGS」と書かれることがあるが、どちらも意味は変わらない。

なぜGross Weight(グロスウェイト)とNet Weight(ネットウェイト)の記載がある?

そもそもなぜGross WeightとNet Weightの両方の記載があるかという話だが、商品を輸出したり輸入したりする場合、輸出入に関する手続きでGross WeightとNet Weightの両方の情報が必要になる場合が多いため、仕様書や箱にはGross WeightとNet Weightの両方が記載されている。

仕事で直接輸出入に関わることが無くても、覚えておくと輸出入の担当者と話すときに話が通じやすいはず。


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